<noscript></noscript>

更新日
仕様 HTML Living Standard
分類 メタデータ・コンテンツ / フロー・コンテンツ / フレージング・コンテンツ
利用場所 head要素の子要素として / フレージング・コンテンツが置ける場所 どちらの場合も祖先にnoscript要素が存在してはならない
内容 head要素内で使用する場合:link要素を0個以上、style要素を0個以上、meta要素を0個以上(順不同) / body要素内で使用する場合:トランスペアレント(親要素のコンテンツモデルを継承) ただし、noscript要素は含められない

noscript要素は、スクリプトが利用できない環境向けの代替コンテンツを表します。この要素は、head要素内とbody要素内のどちらにも配置することができます。


<noscript>

スクリプトが利用できない環境用の内容

</noscript>

この要素の内容は、スクリプトが無効の環境でのみ表示(利用)されることになります。(スクリプトが有効の環境では何も表示されません)

head要素内での使用について

head要素内で使用する場合は、noscript要素の内容にlink要素style要素meta要素を配置することができます。

これらの要素を使用することで、例えば次のようなことが可能となります。

  • スクリプトが利用できない場合は違うスタイルを適用させる。
  • スクリプトが利用できない場合は別のページにリダイレクトする。
旧HTMLからの変更点
  • HTML5:head要素内に配置できるようになりました。

使用例

スクリプトの有効・無効でメッセージを変えた例

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>

<title>noscript要素の使用例</title>

</head>
<body>

<h1>noscript要素の使用例</h1>


<script>

document.write('<p>あなたのブラウザはJavaScriptが利用できます。<\/p>');

</script>


<noscript>
<p>あなたのブラウザはJavaScriptが利用できません。</p>
</noscript>

...

</body>
</html>

表示例

サンプル画面へ新規ウィンドウで表示

head要素内で使用した例(スタイルの適用)

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>

<noscript>
<link rel="stylesheet" href="noscript.css">
</noscript>

<title>文書のタイトル</title>

</head>
<body>

<p>noscript.css 内で、p.msg { visibility: hidden; } を指定しています。</p>

<p class="msg">スクリプトを利用できないブラウザでは、この段落のテキストは表示されません。</p>

</body>
</html>

head要素内で使用した例(リダイレクト)

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>

<noscript>
<meta http-equiv="refresh" content="5; URL=http://www.example.com/">
</noscript>

<title>文書のタイトル</title>

</head>
<body>

<noscript>

<p>スクリプトが利用できないブラウザでは、5秒後に下記のURLへリダイレクトされます。</p>
<p><a href="http://www.example.com/">http://www.example.com/</a></p>

</noscript>


<p>スクリプトが利用できるブラウザでは、リダイレクトは行われません。</p>

</body>
</html>