<rt></rt>

更新日
仕様 HTML Living Standard
分類 ---
利用場所 ruby要素の子要素として
内容 フレージング・コンテンツ

rt要素は、ルビテキスト(ふりがなの文字列)を表します。この要素は、ruby要素の子要素として使用します。


<ruby>漢<rt>かん</rt><rt></rt></ruby>

次の例では、太郎にルビを振っています。この場合、ベーステキストろうルビテキストになります。

<p>私の名前は<ruby>太<rt></rt><rt>ろう</rt></ruby>です。</p>

ルビに対応しているブラウザでは、ルビテキストが次のように表示されます。

表示例:「太郎」の上に「たろう」と小さな文字で表示されます。

ルビに対応していないブラウザでは、ルビテキストが次のように表示されてしまいます。

表示例:私の名前は太た郎ろうです。

rp要素を使用すると、未対応のブラウザで次のように表示されるようになります。(ルビテキストの前後に括弧が付きます)

表示例:私の名前は太(た)郎(ろう)です。

rp要素の詳細については、下記のページを参考にしてください。

旧HTMLからの変更点
  • HTML5:rt要素が定義されました。
  • HTML LS:rtc要素が廃止されたため、その子要素としては配置できなくなりました。

使用例

rp要素を省略した例

<p>私の名前は<ruby>太<rt></rt><rt>ろう</rt></ruby>です。</p>

表示例

私の名前はろうです。

rp要素を使用した例

<p>私の名前は<ruby>太<rp>(</rp><rt></rt><rp>)</rp>郎<rp>(</rp><rt>ろう</rt><rp>)</rp></ruby>です。</p>

表示例

私の名前はろうです。

  • ruby要素に対応しているブラウザでは、どちらも同じように表示されます。