セレクタ・プロパティ・値
p { color: red }
| p | セレクタ (スタイルを適用させる対象) | 
| color | プロパティ | 
| red | 値 | 
スタイルの指定内容は { } 内に記述します。
上記の例では、文字色を設定する color プロパティに red を指定して、そのスタイルをp要素に適用させています。
- セレクタの部分には、要素名の他にIDやクラス名などを使用することができます。
プロパティと値
スタイルの指定は、プロパティと値のセットで行われます。
color: red
上記のように、プロパティと値をコロン( : )で区切って記述します。(左がプロパティ、右が値)
また、1つのセレクタに対して複数のスタイルを設定することもできます。
h1 { padding: 3px; background-color: #f9f9f9; color: #ff0000 }
p {
margin: 0 0 1em;
color: #808080;
line-height: 140%;
}
複数のスタイルを設定する場合は、上記のように各スタイルをセミコロン( ; )で区切って記述します。(一番最後の( ; )は省略しても構いません)
複数のセレクタ
セレクタは、カンマ( , )で区切って複数指定することもできます。
h1, h2, h3 { color: red }
上記の例では、h1、h2、h3、それぞれの要素に対して同じスタイル(color: red)を指定しています。
コメント
/* と */ で囲まれた内容は、コメントとして扱われます。
/* この部分がコメント */
/*
この部分がコメント
*/
次のような感じで、作者の覚え書きとして使用すると便利です。
h1 { color: red } /* 見出しのスタイル */
p { line-height: 120% } /* 段落のスタイル */
セレクタの組み合わせ
Aセレクタ Bセレクタ (子孫セレクタ)
セレクタとセレクタを半角スペースで区切って記述すると、Aセレクタの範囲内にあるBセレクタにのみ、スタイルを適用させることができます。
p strong { color: red; }
![[子孫セレクタのイメージ]](image/selector1.gif)
上記の例では、p要素内のstrong要素にのみ、color: red が適用されます。それ以外のstrong要素には、このスタイルは適用されません。
Aセレクタ > Bセレクタ (子供セレクタ)
セレクタとセレクタを > で区切って記述すると、Aセレクタの直下にあるBセレクタにのみ、スタイルを適用させることができます。
- 直下とは位置的な下ではなく、階層的な下のことです。(直接の子要素という意味)
p > strong { color: red; }
![[子供セレクタのイメージ]](image/selector2.gif)
上記の例では、p要素の直下にあるstrong要素にのみ、color: red が適用されます。それ以外のstrong要素には、このスタイルは適用されません。
- この指定方法は、IEではバージョン7から対応しています。(ただし、表示モードが標準モードの場合に限ります)
Aセレクタ + Bセレクタ (隣接セレクタ)
セレクタとセレクタを + で区切って記述すると、両方のセレクタが同じ親要素を持ち、Aセレクタの直後にあるBセレクタにのみ、スタイルを適用させることができます。
h2 + p { color: red; }
![[隣接セレクタのイメージ]](image/selector3.gif)
上記の例では、h2要素と同じ親要素(body要素)を持ち、かつh2要素の直後にあるp要素にのみ、color: red が適用されます。それ以外のp要素には、このスタイルは適用されません。
- この指定方法は、IEではバージョン7から対応しています。(ただし、表示モードが標準モードの場合に限ります)
 
 
