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更新日
仕様 HTML Living Standard
分類 フロー・コンテンツ / フレージング・コンテンツ / パルパブル・コンテンツ
利用場所 フレージング・コンテンツが置ける場所
内容 フレージング・コンテンツ

strong要素は、テキストの強い重要性、深刻性、または緊急性が高いことを表します。


<strong>重要性を表します</strong>

strong要素は、その内容がとても重要であることをユーザーに対して伝えます。

次の例は、この入力欄への入力が重要(必須)であることを伝えています。

<p>名前:<input type="text" name="name"> <strong>入力必須</strong></p>

次の例は、リンク先の内容を優先的に読むべきであることを伝えています。

<p><strong><a href="attention.html">まずは注意事項をお読みください。</a></strong></p>

次の例は、注意:の後に記載されている内容が重要であることを伝えています。

<p><strong>注意:</strong> 自己都合による返品は受け付けておりません。</p>

次の例は、重要性と緊急性を伝えています。

<p><strong>締切迫る!ご応募はお早めに。</strong></p>

また、仕様書では以下のような使い方も提案されています。

次の例は、見出しに含まれる定型文(第1章:)と見出し文(まずは計画を立てる)を区別するために、見出し文をstrong要素でマークアップしています。

<h2>第1章:<strong>まずは計画を立てる</strong></h2>

重要性の度合い

strong要素を入れ子にすることで、重要性の度合いを高めることができます。

<p><strong>重要なテキストの中で<strong>より強い重要性</strong>を表しています。</strong></p>
<p><strong><strong>より強い重要性を表しています。</strong></strong></p>

ニュアンスには影響しない

strong要素は意味的な重要性を表すものなので、文章のニュアンスには影響しません。トーンを強めて言いたい場合には、この要素ではなくem要素を使用します。

要素のデフォルトスタイル

一般的なブラウザでは、この要素内のテキストは太字で表示されます。

重要性を表します
旧HTMLからの変更点
  • HTML5:要素の定義が変わりました。(強い強調 → 強い重要性、深刻性、または緊急性)
  • HTML5:入れ子にした場合の意味(重要性の度合い)が追加されました。

使用例

strong要素を入れ子で使用した例

<p><strong>締め切りまであと<strong>1日!</strong>今すぐご応募を。</strong></p>

表示例

締め切りまであと1日!今すぐご応募を。

入れ子のstrong要素にスタイルを設定した例

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>

<title>文書のタイトル</title>

<style>

strong strong {
font-size: 150%;
color: #ff0000;
}

</style>

</head>
<body>

<p><strong>締め切りまであと<strong>1日!</strong>今すぐご応募を。</strong></p>

</body>
</html>

表示例

締め切りまであと1日!今すぐご応募を。