💁おすすめのレンタルサーバー ~ 目的別に推奨サーバーを紹介

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高橋永治

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これまで多数のレンタルサーバーを見てきた筆者が、目的別に最もおすすめするレンタルサーバーをご紹介します。

※月額や初期費用は通常の料金を表示しています。キャンペーン中は割引されている場合があるので、気になるサーバーがありましたら公式サイトをチェックしてみてください。

トータルバランスを重視して選ぶ

トータルバランスを重視する人にはXServer(エックスサーバー)をおすすめします。

XServerのキャプチャ画像

XServerから画像を引用

このサーバーはスペックや機能、サービス内容が高レベルでまとまっており、トータルバランスの良さでは国内トップクラスと言えます。特にこだわりがないのであれば、このサーバーを選んでおけば間違いはないでしょう。

サーバー

XServer(エックスサーバー)

タイプ

共用サーバー

プラン
  • スタンダード
    容量:500GB / 初期費用:0円 / 月額:990円
  • プレミアム
    容量:600GB / 初期費用:0円 / 月額:1,980円
  • ビジネス
    容量:700GB / 初期費用:0円 / 月額:3,960円
推奨用途

本気の個人サイト | スモールビジネス | 法人サイト

メリット
  • 標準で必要な機能がほぼ備わっている
  • 国内シェアNo.1、利用実績が豊富なため安心感がある
  • 全体的に価格に見合ったサービス内容が提供されている
デメリット
  • 個人の趣味サイトで利用するには少し割高感がある

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エックスサーバー

サーバーの高速性、機能、セキュリティ、サポートなど、全方位に抜かりのないレンタルサーバーです。このサーバーであれば、表示速度や機能面で不満が出ることはほとんどないでしょう。

他社では有料オプションとなっていることが多い(または対応していない)セキュリティ診断が無料で利用でき、さらにビジネスプランではWeb改ざん検知設定代行サービス(回数制限あり)も無料で利用することができます。

一見、割高に見えるエックスサーバーの料金ですが、各種の機能やサービスが標準で備わっていることを考えると、むしろお得感さえ出てきます。また、使いやすいと評判のコントロールパネルも、特に初心者の方には見逃せないポイントです。

信頼性を重視して選ぶ

信頼性を重視する人にはさくらのレンタルサーバをおすすめします。

さくらのレンタルサーバのキャプチャ画像

さくらのレンタルサーバから画像を引用

1996年から続く老舗のレンタルサーバー、東証プライム上場企業が運営。サーバーの仕様はやや保守的なイメージで、安定性を重視している傾向が見られます。機能は限定されるものの格安プラン(ライト)も用意されているので、個人の趣味サイトから法人サイトまで幅広い用途に利用することができます。

サーバー

さくらのレンタルサーバ

タイプ

共用サーバー

プラン
  • ライト
    容量:100GB / 初期費用:0円 / 月額:121円
  • スタンダード
    容量:300GB / 初期費用:0円 / 月額:500円
  • ビジネス
    容量:600GB / 初期費用:0円 / 月額:1,980円
  • ビジネスプロ
    容量:900GB / 初期費用:0円 / 月額:3,850円
推奨用途

個人サイト | スモールビジネス | 法人サイト

メリット
  • 個人向けの格安プランから法人向けのプランまで用意されている
  • 政府クラウドの選定事業者になるほどの信頼性の高さ
  • 国内シェア上位、利用実績が豊富なため安心感がある
デメリット
  • ライトプランではWordPressが利用できない
  • 無料独自ドメインが用意されていない(ドメイン代が別途必要)

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さくらのレンタルサーバ

高速性を前面に出しているサーバーではありませんが、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)を導入するなどしてサイト表示の高速化・安定化が図られています。

格安のライトプランはWordPressこそ利用できないものの、静的サイトであれば普通に運営できる機能は備わっています(メール機能も使えます)。ブログが必要な場合は追加料金なしで「新さくらのブログ」を開設することも可能です。

スタンダード(36ヶ月契約)、ビジネス、ビジネスプロの各プランでは設定代行サービス(回数制限あり)を無料で利用でき、必要であればWeb改ざん検知脆弱性診断も有料オプションとして用意されています。

コストパフォーマンスを重視して選ぶ

コストパフォーマンスを重視する人にはCORESERVER(コアサーバー)をおすすめします。

CORESERVERのキャプチャ画像

CORESERVERから画像を引用

高スペックなサーバーを安価な料金から提供しているレンタルサーバーです。機能やサービス内容には若干の不足感がありますが、その分コストを抑えた運用が可能となっています。サーバーの性能を考えるとコストパフォーマンスは非常に高いです。

※コアサーバーには従来型のV1環境と新型のV2環境がありますが、基本的にはV2環境の利用をおすすめします。(以下、V2環境の情報になります)

サーバー

CORESERVER(コアサーバー)

タイプ

共用サーバー

プラン(V2環境)
  • CORE-X
    容量:500GB / 初期費用:1,650円 / 月額:390円
  • CORE-Y
    容量:700GB / 初期費用:1,650円 / 月額:690円
  • CORE-Z
    容量:1TB / 初期費用:1,650円 / 月額:1,990円

※ドメイン同時申込みで初期費用無料。

推奨用途

個人サイト | スモールビジネス

メリット
  • 高速性を重視した仕様(LiteSpeed + NVMe SSD)になっている
  • CORE-Xのコスパの良さは最強クラス
  • 高スペックなサーバーを個人でも利用しやすい価格帯で提供している
デメリット
  • 初期費用がかかる
  • 管理画面が少し分かりにくい

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コアサーバー

Webサーバーには高速性・高負荷耐性に優れたLiteSpeedを、ストレージにも高速性に優れたNVMe SSDを採用しています。言わば「高速×高速」の組み合わせになっており、コアサーバーがいかに高速性を重視しているかが伝わってきます。(この2つの組み合わせは希少で、他ではあまり見かけません)

機能やサービスを絞り込むことで安価な料金を実現している印象で、人によっては若干の不足感を感じるかもしれません。とはいえ、必要性の高い機能はしっかりと備わっており、セキュリティ面もImunify360(総合セキュリティ機能)によって強化されているため安心感はあります。

万人受けするようなレンタルサーバーではありませんが、速さと安さの両立を求める人にとっては良い選択になるのではと思います。ただ、管理画面が少し分かりにくいため、不慣れな人は多少苦労するかもしれません。

手厚いサポートを重視して選ぶ

手厚いサポートを重視する人にはXServerビジネスをおすすめします。

XServerビジネスのキャプチャ画像

XServerビジネスから画像を引用

エックスサーバーの法人向けレンタルサーバーです。通常のエックスサーバーと同じくトータルバランスに優れており、各種のサポートサービスが無料で提供されているのが特徴です。設定代行サービスは回数無制限・無料で利用できるため、社内に詳しい人がいない場合でも安心感があります。

サーバー

XServerビジネス

タイプ

共用サーバー

プラン
  • スタンダード
    容量:700GB / 初期費用:16,500円 / 月額:3,762円
  • プレミアム
    容量:800GB / 初期費用:16,500円 / 月額:7,524円
  • エンタープライズ
    容量:900GB / 初期費用:16,500円 / 月額:11,286円
推奨用途

スモールビジネス | 法人サイト

メリット
  • 標準で手厚いサポート(各種の設定代行など)が用意されている
  • 上位プランでは専用窓口サポートが利用できる
  • 法人が安心して利用できるように設計されたサービス内容になっている
デメリット
  • 状況によってはサポートサービスの内容が過剰になってしまう場合がある(無駄が生じてしまう)

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XServerビジネス

このサーバーの最大の特徴はサポートサービスが充実している点です。サーバー移転代行設定おまかせサポート(回数無制限)、ホームページ無料制作サービスといった代行サービスが無料で提供されています。プレミアムプラン以上であれば、代行サービスで作成されたホームページの更新も依頼することが可能です(規定回数まで無料)。

社内に詳しい人がいない、シンプルなホームページで構わない、できるだけ手間をかけたくない、といった場合には、このサポートサービスをフルに活用することでコストを抑えた運用が可能になるでしょう。

逆に言うと、これらのサービスを含めた価格設定になっているため、代行サービスを重視しないのであれば割高感が出てしまいます。そのような場合には、通常のエックスサーバー(ビジネスプラン)の利用を検討してみてください。※高速性は通常のエックスサーバーの方が優れています。

より高い安定性とセキュリティを重視して選ぶ

より高い安定性とセキュリティを重視する人にはさくらのマネージドサーバをおすすめします。

さくらのマネージドサーバのキャプチャ画像

さくらのマネージドサーバから画像を引用

OSやIPアドレスを専有できる仮想専用タイプのレンタルサーバーです。このタイプのサーバーでは他ユーザーの影響を受けにくくなるため、稼働安定性やセキュリティがより高まります。メールの運用においても、IPアドレスを専有できることのメリットは大きいです(他ユーザーを起因とするブラックリスト入りを回避することができます)。

サーバー

さくらのマネージドサーバ

タイプ

マネージド型仮想専用サーバー

プラン
  • スモール
    容量:500GB / 初期費用:17,600円 / 月額:7,485円
  • ミディアム
    容量:1TB / 初期費用:17,600円 / 月額:13,544円
  • ラージ
    容量:2TB / 初期費用:17,600円 / 月額:25,661円
推奨用途

法人サイト

メリット
  • OSとIPアドレス専有で高い安定性とセキュリティを実現
  • IPアドレス専有によりメールの到達率が向上
  • マネージド型仮想専用サーバーとしては初期費用と月額が抑えられている
デメリット
  • 一般的な共用サーバーと比べると運用コストが上昇
  • 無料独自ドメインが用意されていない(ドメイン代が別途必要)

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さくらのマネージドサーバ

法人サイトの運営には、サーバーの安定性と安全性が欠かせません。ひとたび問題が発生すれば、最悪の場合、ビジネスに致命的なダメージを与えてしまう可能性があります。

この仮想専用タイプのサーバーでは、ユーザーごとに独立した領域を持てるようになるため、他ユーザーを起因とする様々なリスク(不正アクセス、高負荷、IPアドレスのブラックリスト登録など)を低減することができます。

一般的な共用サーバーと比べると価格帯は上昇しますが、安定性と安全性の向上にかかるコストと考えれば、法人利用においては決して高い料金とは言えないでしょう。

※もう少し予算が取れるのであれば、より高性能なXServerビジネスの「マネージド専用サーバー 仮想タイプ」もおすすめです。

以上です。

今回はおすすめのレンタルサーバーについて解説させていただきました。

本記事がお役に立てましたら幸いです。