<iframe allowfullscreen></iframe>
更新日 | |
---|---|
仕様 | HTML Living Standard / Permissions Policy |
分類 | フロー・コンテンツ / フレージング・コンテンツ / エンベッディッド・コンテンツ / インタラクティブ・コンテンツ / パルパブル・コンテンツ |
利用場所 | エンベッディッド・コンテンツが置ける場所 |
内容 | 無し |
iframe要素に allowfullscreen
を追加すると、インラインフレームに埋め込まれる別オリジンのコンテンツが、requestFullscreen()
を使用できるようになります。これにより、フレーム内のコンテンツが別オリジンにあったとしても、全画面モードで表示することが可能となります。
- この指定は、外部の動画をインラインフレームで埋め込む際などに役立ちます。
<iframe src="https://example.com/demo.html" allowfullscreen></iframe>
属性 | 値 | ||
---|---|---|---|
任意属性 | |||
allowfullscreen |
全画面モードを許可 | (allowfullscreen ) |
値は省略可能 |
requestFullscreen() との関係について
requestFullscreen()
は、要素を全画面表示するためのメソッドです。
このメソッドが指定されたコンテンツをフレーム内に埋め込んだ場合、フレームとコンテンツが同一のオリジンであれば requestFullscreen()
が機能しますが、異なるオリジンとなる場合には機能しなくなってしまいます。
iframe要素に allowfullscreen
を指定しておくと、フレームとコンテンツが異なるオリジンであったとしても、コンテンツは requestFullscreen()
を実行できるようになります。
次の例では、別オリジンにあるフレーム内のコンテンツが、全画面で表示されることを許可しています。
<iframe src="https://example.com/demo.html" allowfullscreen></iframe>
allow属性との関係について
全画面モードの許可については、allowfullscreen属性の他にallow属性でも指定することができます。
- allowfullscreen属性
- 全画面モードの許可・不許可だけを指定します。
- allow属性
- 各種機能の許可・不許可を条件付きで指定します。(値に
fullscreen
を指定することで全画面モードの許可設定になる)
allowfullscreen属性の指定をallow属性に置き換えると次のようになります。(この2つは同一の指定を行っています)
allowfullscreen
allow="fullscreen *"
- 上記のアスタリスク(
*
)は、許可の対象が全てのオリジンであることを意味します。
次のように、値に fullscreen
を含むallow属性と、allowfullscreen属性が同時に指定された場合は、allow属性の指定が利用されることになります。
<iframe src="example.html" allow="fullscreen" allowfullscreen></iframe>